感想『檻の中のライオン』

いま、いちばんわかりやすい憲法の入門書

のらさん
楾大樹『檻の中のライオン』良書。
ライオン=国家権力、檻=憲法に例えて日本国憲法を解説。一時間少々で読めますが内容は濃く、憲法の本質である立憲主義が非常によく分かります。欠点と言えば、ライオンが可愛いので檻から出してあげたくなってしまうこと(^.^)お奨めです。

spicaさん

憲法の在り方を檻とライオンの例えで、わかりやすく書いてくれている本でした

日本国憲法が載っている本が欲しいと思っていたので、巻末に全文載っていたのが私的にポイントでした

子どもが大きくなったら一緒に読みたい&プレゼントしたい本です

ネズミーさん

ライオンを権力、憲法を檻に例えて、憲法の通説的理解をわかりやすく説く。漢字に振り仮名つき。特におすすめは、最近の改憲に関する部分。ライオンがいかに檻を破ろうとしてきているか、事例をあげ説明。主権者たる私たちはサボってはならぬと思う。

青木さん

最初、親子で憲法を考えるコミュニケーションツールとしていいなと思ってたけど、ライオンを使った平易な表現での解説、漢字にはルビと、国会でよく目にする日本語の不自由な議員さん（特に与党に多い）がイチから憲法を学びなおすのに読んだ方がいい本じゃないかな。

たんたんさん

この本を読みながら、途中何度か泣きそうになりました。日々国会中継を観ていますが、この国の権力者を縛る檻である憲法は、この本で書かれるところの、もう檻がボロボロの状態にされているということがよく分かったからです。

今、まさに新型コロナウイルス特別措置法と感染症法において、私たちの権利を制限しようとする動きがあります。
私たちは今こそ憲法12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」に定められているよう、声をあげなければならない時です！

また、私はコロナ対応の後手後手さの本質は、自民党が喉から手が出るほどずっとほしかった「自民党憲法改正草案の緊急事態条項」を盛り込むための地ならしに利用しているように思えてなりません。コロナ禍において、「緊急事態だからあなたたち国民の自由や権利を奪うのは仕方のないこと」にする。

そうやって、国民の自由や権利を奪う行為の前列を作り憲法にも緊急事態条項を盛り込みたいがために、コロナ対応もロクにしなかったのではないかと疑っています。
それはどうなのか真偽のほどは分かりませんが、私たちは自由と権利を守るためにも今こそ声をあげなければならない！と強く思いました。

緊急事態条項につきましては、91ページから数ページにわたり分かりやすい記載がありますのでぜひそこだけでも読まれることをおすすめします。
憲法について、とても分かりやすく読みやすくそして学ぶ楽しさを味わいながら読むことができました。

作者の楾大樹さん、かもがわ出版さん、この本を作ってくださった皆さま本当にありがとうございます✨！この本に出会えて良かったですし、人にも勧めていこうと思います

たんたんさん

「檻の中のライオン」を読んでいて、どうしてもツイートしたくなったので一言。
今回、コロナ関係のことで全ての罰則の削除を求めてる日本共産党って、本当に、憲法や私たちの権利を大切にしてて私はいい政党だと思ってます。当たり前のことを当たり前に言ってくれて、安心できます。ありがとう共産党

たんたんさん

「檻の中のライオン」を読むと、立憲民主党の党名に込められた想いを知り余計好きになりましたし、共産党の絶対に罰則つけさせない姿勢も「ここで罰則つけたら危ない！」と共感しきりになりました