沖縄が日本に返還されたのは、1972年5月15日。でもいまだに沖縄には米軍基地があり軍用機が低く飛び、日本政府は沖縄に理不尽な圧力をかています。菅義偉首相は「沖縄に寄り添う」と言いながら、現実には沖縄の民意を無視し続けています。
沖縄問題が複雑なのは、沖縄がもともと「琉球王国」という別の国であったこと、戦後アメリカの支配下にあったこと、日米間の協定の問題などの背景などのせいもあるかもしれません。
未だ米軍基地を抱える沖縄には新たにミサイルを配備する計画さえあります。
わたしたちが気が付かないところで戦後はまだ続いているのです。
ぼくが遺骨を掘る人「ガマフヤー」になったわけ
上の子が学校の図書館から借りてきた具志堅隆松さんの『ぼくが遺骨を掘る人「ガマフヤー」になったわけ。』読了。遺骨収集の話は真嘉比のを見学したり講演聴いたりもしたので更に理解できたのもあるけど、前書きやまとめで若者や子ども達へ具志堅さんが伝えようとしている言葉の1つ1つに感動している。 pic.twitter.com/loZ2VSh5UL
— 那覇泉崎ちんまーやー (@chinmaayaa) December 20, 2021
→ 具志堅さんは、単に埋もれた骨を掘り出すだけではありません。
遺骨一体ずつの姿勢や骨の破損箇所を調べ、併せて砲弾の破片や服のボタンなども収集・検分し、遺骨が日米どちらの兵隊か、又は住民か、どんな状況でそこにいて、どのように最後を迎えたのか…などを、できる限り明らかにするのです。→— まめ書房 -沖縄の本と工芸-神戸岡本 (@mameshobo) March 9, 2021
→ そして遺骨収集に参加する事で、テレビや本の中の沖縄戦ではない「事実としての沖縄戦の現場」を自分の目で確認できるのだと。
具志堅さんの言葉や想い、そのひとつひとつが、ヒリヒリと心に沁みます。
沖縄県外に暮らす私たちこそが、沖縄戦をもっと知り、心に刻むべきだと改めて思います。— まめ書房 -沖縄の本と工芸-神戸岡本 (@mameshobo) March 9, 2021
具志堅隆松著日本という国が 戦時中、いかに国民を道具のように扱い、戦後も心無い政策を続けてきたか、ということに怒りを覚える。
具志堅さんがしていることは本来 国がやることだ。丁寧に労力と手間を惜しまず、帰せる骨は家族の元へ帰す。それがせめてもの誠意ではないのか。
おりしも
訪米した菅首相は米国と何らかの約束をしてきたようだ。4/18日の琉球新報の冒頭部分には「米国による地上発射型の中距離ミサイルの配備構想を含め、沖縄の基地負担増につながりかねない議論が…」という文字があった。
うんざりだ。これ以上の戦火は地球上のどこにも要らない。
2021年4月/ふみか
沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか
特に印象深かったのは<沖縄は安保の中で生活をしている>という部分。基地があるから目的地まで行くのに道を大きく迂回する必要がある。そのためにガソリン代が多くかかると。生活空間の中に基地があるとはそういうことだよなぁ…と目から鱗が落ちた。
— のら (@account_202004) August 11, 2021
安田浩一さんの『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか 』は沖縄の記者へのエール。胸が熱くなる。
『沖縄を知り、強いられた苦痛を理解し、これでよいのかと問うてきた。社会の一部はこれを「偏向」だという。バカな。冗談じゃない。それこそが記者の軸足ではないか』https://t.co/JHkp1HXQbm
— 阿部岳 / ABE Takashi (@ABETakashiOki) March 2, 2021
フェンスとバリケード
数日前からこの本を読んでるんだが、これだけ食い入るように読める本はかなり珍しい。
とにかく圧倒的な正義感と熱量。まだ1/4ぐらいなんだが、これはたまーに出会う、終わらないで欲しいと思える本。
メディアの人に読んで欲しい。#国会読書倶楽部 pic.twitter.com/0gP1lHnYid— sabumasa #憲法は国民を守るもの (@sabumasa) April 13, 2022
これが民主主義か?――辺野古新基地に〝NO〟の理由
虹の鳥
目取真俊「虹の鳥」読了。怖い小説でした。夢に見るほど。沖縄の闇、現実を突きつける。傑作です。#目取真俊 #虹の鳥 pic.twitter.com/Zek7IHbMUS
— 武田英幸 (@htake153) January 8, 2021
ルポ沖縄 国家の暴力
「ルポ沖縄 国家の暴力ー現場記者が見た「高江165日」の真実」(阿部岳著、朝日新聞出版刊)は、素晴らしい本です。ぜひ多くの人に読んでもらいたい。 pic.twitter.com/2lHupTY0wj
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) November 27, 2017
【読了】ペンの筆圧が伝わってくるような、鬼気迫るルポ。 #高江 で繰り広げられた尋常ならざる国家の暴力、露わになった構造的差別、権力の暴走の数々を克明に記録。必読です。
ルポ 沖縄 国家の暴力 現場記者が見た「高江165日」の真実 https://t.co/aLd4xmVhOd pic.twitter.com/hKG4N6g6z3
— やんばるぐらし (@yanbarugurashi) September 2, 2017
海をあげる
そして本書『海をあげる』の冒頭ページ目に青山ゆみこ・著『人生最後のご馳走』が登場する、個人的には導入部分から大きなインパクトと余韻を残す読書になった。
— 青木雅幸 (@karasumasuzaku) January 31, 2022
今朝から「海をあげる」を読み返している
ちょうど元山仁士郎さんが出てくる場面
元山さんが辺野古埋め立ての是非を問う県民投票を拒否した五市長に対し参加を求めるハンガーストライキをしたのは2019年。あのとき元山さんはドクターストップがかかるまで何も口にしなかった#国会読書倶楽部— 国会読書倶楽部 (@kokkaidokusyo) May 11, 2022
機会をいただいて初めての書評。しかも上間陽子さんの『海をあげる』。
大切に大切に書きました。
そこにいる人の思いを受け取れる社会を私はあきらめたくない。#海をあげる#沖縄の声を運んでください https://t.co/OzcKCTxIHa— 安谷屋貴子/あだにー@島人レボリューション推し (@TKKadanny) May 7, 2021
弱い者、支配しやすい者を求めて教育や福祉に携わる人は一定数いる。きっと。
— らのじ (@Rano_Zy) January 21, 2022
カクテル・パーティー
大城立裕『カクテル・パーティー』、岩波現代文庫版(2011)の電子版で再読しながら、そこで初めて収録された日本語版の戯曲版も読んでみる。後者は95年のシーンが額縁になっている。沖縄の人間の置かれた更に複雑な状況があぶり出され、アクチュアリティがいやましになっていることに驚く。
— Osamu Tomori (@orpheonesque) June 4, 2016
国会動画
「沖縄戦で亡くなった人の遺骨採集場所の土を米軍基地建設に使う計画」についての国会での質疑答弁をいくつか動画にまとめました。政府の沖縄に対する姿勢がうかがえますのでぜひご覧になってください。
おわりに
今日本は「報道の自由度ランキング」で67位です。
(2022年には71位にさらに下がりました)
テレビ・新聞・雑誌などの大手メディアによる沖縄に関する情報も、デマがあったり、間違った解釈に誘導されるケースもあります。SNSでは沖縄に対する目を覆うような誹謗中傷も大変多く本当に必要な情報がその中で埋もれる場合すらあります。それがどうしてなのか、今流れている報道は事実なのか、誰かが意図した印象操作ではないのか、そういうことを問いながら日々のニュースを観ることが必要なのかもしれません。
また沖縄戦の事は学校で習いますが、それが日本のために犠牲になるための戦争だったことや、多くの民間人が巻き込まれたこと、日本軍によって集団自決を強制されたことは習っていません。私は沖縄(琉球)の歴史は日本の学校で教えるべきことだと思っています。
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