熊本県水俣市にあるチッソ工場から流された有機水銀が原因となった公害病「水俣病」。その被害者を伝説の写真家ユージン・スミスと当時の彼の妻が撮影し写真集「MINAMATA」として発表したのは1975年のことです。『MINAMATA-ミナマタ-』はそれを映画化した作品です。
「水銀に冒され歩くことも話すことも出来ない子供たち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側。そんな光景に驚きながらも冷静にシャッターを切り続けるユージンだったが、ある事がきっかけで自身も危険な反撃にあう。追い詰められたユージンは、水俣病と共に生きる人々にある提案をし、彼自身の人生と世界を変える写真を撮る──。」(オフィシャルサイトより)
主演・プロデューサージョニー・デップ。共演はビル・ナイ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子。
MINAMATA-ミナマタ-
写真家ユージン・スミスは不器用で毒舌家で実は誠実な男。彼が水俣病を世界に伝え状況が大きく変わる。これはアメリカ映画で、撮影は外国で。ジョニーが製作主演してくれたから世界で上映できた。ユージン、ジョニーの想いが世界を動かした。では我々は?被害の当事者だけに押し付けず考えたいと思う
— ネズミー 2021衆院選 投票に行こう (@XFt1Ue4SpTAFfix) September 23, 2021
映画に感動して、LIFE の編集長役の人がビル・ナイだと気づかなかった。彼もジョニー・デップも役で人が変わりすぎだよ。すごいよ。日本側の役者は國村隼さんの表情さすがだった。加瀬亮も良かった。#MINAMATA
— ネズミー 2021衆院選 投票に行こう (@XFt1Ue4SpTAFfix) September 23, 2021
MINAMATA、すごい映画だった…。これは日本人なら見なきゃいけない映画。今もまだ続いてる物語でもある。写真集も見たい。ぜひ米国でも上映を!
— Няшка(にゃーしか)@肉球新党 (@arroblue) September 29, 2021
見てきました!なんか心臓がバクバクして、まだ感想がまとまらないです。でも、水俣の物語であり、表現者の物語であり、社会正義の物語であり、すごくよい映画でした!また見るかも。
— Няшка(にゃーしか)@肉球新党 (@arroblue) September 29, 2021
おおお、MINAMTAの音楽良かったなと思ってたら、坂本龍一だったのか!すごく良かった!
— Няшка(にゃーしか)@肉球新党 (@arroblue) September 29, 2021
ここのサイトで記者会見でのジョニーデップの話、おすすめです。ジョニー曰く「腐敗」を描いたもので「それは今なお世界で起こっている」https://t.co/Uz0LbjT3Sx
— ネズミー 2021衆院選 投票に行こう (@XFt1Ue4SpTAFfix) September 20, 2021
加藤登紀子さんのコメント
歌手の加藤登紀子さんのコメントです
https://twitter.com/MINAMATA_movie/status/1448830662446706689?s=20
太田隆文監督のコメント
「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」の太田隆文監督のツイートです。
福島みずほさんのコメント
社民党党首 福島みずほさんのツイートです。
映画「MINAMATA」を見る。主演のジョニー・デップが素晴らしい。あの水俣のお風呂場の写真はこうやって撮影されたものなのか。水俣の問題はまだ解決をしていない。日本の公害問題をこのような映画にした熱意と思いに感謝する。ぜひ多くの人に見てもらいたい。
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) July 23, 2021
写真家さんのこめんと
snowsun通常営業さんからも薦めらる管理人!
「入浴する智子と母」について
あの写真の「封印」を私は解いた/アイリーン・美緒子・スミスさんが語る…
(朝日新聞記事)
あの写真の「封印」を私は解いた アイリーン・美緒子・スミスさんhttps://t.co/JeBRvGewqI
水俣病の公式確認から65年の今秋、日本で封切られた映画「MINAMATA」。クライマックスでは、写真家ユージン・スミスの代表作で、家族の意向で「封印」されてきた一枚の写真が映し出されます(内)
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) October 15, 2021
映画「MINAMATA」と現実
2歳で水俣病を発症し、その「公式確認」のきっかけになったひとりの少女ーー。
言葉と、そして自由を奪われた彼女は68歳になったいまも、水俣で暮らしています。
映画『MINAMATA』が公開され、改めてこの問題に注目が集まるなかで、家族は何を感じているのか。取材しました。https://t.co/I3jcNfhyja
— はたちこうた Kota Hatachi (@togemaru_k) September 23, 2021
一方のチッソは、工場の付属病院における実験で、廃液を餌にかけた猫の水俣病発症が確認されてもこれを公表せず、排水を止めることもしなかった。
代わりにしたのが、「浄化装置」を取り付け、社長自らが排水を飲むというアピールだった。さらに漁業補償のほか、患者とは当時としても低額の見舞金契約(死者30万円、成年は年10万円、未成年は年3万円)を結び、問題を終わらせようとした。
しかし、この浄化装置では水銀を取り除くことはできず、その後も被害は広がった。(記事より)
え?
どこかで同じような話を聞いたような…
先日、映画「ミナマタ」を観て、福島菊次郎さんを思い出しました。
菊次郎さんの晩年にお会いしたことがありますが、もう6年も経つんですね。
とても私の心に残る方です。 https://t.co/IZ0NnrVHs5— さくら 里山 (@reu_maro) October 3, 2021
鷲谷花さんのスレッド。とても長いので引用は一部のみにしています。ぜひクリックして全文を読んでみてください。
『MINAMATA』は、不知火海の有機水銀汚染問題を、「水俣という閉鎖的で孤立した小地方都市ひとつの問題」として語り、かつ「告白する会」、チッソ第一労組、映画「水俣」撮影チーム、医学者・科学者グループといった他の運動組織を完全排除することで、出来事の社会問題としてのスケールを小さくする
— 鷲谷花 (@HWAshitani) September 27, 2021
「この映画が公開されたのをきっかけに、改めて被害と運動の当事者の著作を読み、1970年代に水俣で撮影されたドキュメンタリー映画を見る人が増えるからいい」となるかというと、映画自体はそうした回路に対して自らを閉ざしている。ユージン・スミスの作品に繋がることで開ける回路はあるだろう
— 鷲谷花 (@HWAshitani) September 27, 2021
ものすごく勉強になります
水俣・水俣一揆
ユーロスペースでは今日まで土本典昭の水俣シリーズを上映してたのか。DVDでも良いからこの機会に多くの方に見てほしい。https://t.co/BvXSHJWPHb
— チキささ (@c_ssk) September 23, 2021
上村智子さんと写真家 桑原史成さん
水俣曼荼羅
『MINAMATA』ロケ地がセルビアとモンテネグロで「どこが水俣やねん!」と怒ろうとしたけど
日本人はだれもこの規模で水俣病を描いた映画を撮ろうとしてないのであまり怒れる筋合いではないのであった
いろいろ思うところはあるけど撮ってくれてありがとうジョニーデップ pic.twitter.com/ddGT7T5Hbc— Simon_Sin (@Simon_Sin) October 3, 2021
作中で出てくる「怨」っていう幟、おどろおどろしくてフィクションかと思う人もいるかもしれないけどコレは史実。チッソを許せないお坊さんたちが公害企業主呪殺祈祷僧団を結成してチッソ幹部を呪ったというのも史実。 pic.twitter.com/VH6OeTXthQ
— Simon_Sin (@Simon_Sin) October 3, 2021
と、原一男監督ご本人からの力強いお言葉をいただきました。まああの原一男監督の映画なんだから監督と観客の命の取り合いくらいの気合で観るべき。https://t.co/WqieoGLAxC
— Simon_Sin (@Simon_Sin) October 4, 2021
6時間12分。。。
苦海浄土 わが水俣病 石牟礼道子
こちらのリンクは、一昨日読んだ第二水俣病の当事者支援者企業へのインタビュー。一気に読んでしまった。今まで知らなかった対立を知る。重い。国が頑なでなければ、差別がなければ、と思う。https://t.co/WSokGMBUH1
— ネズミー 2021衆院選 投票に行こう (@XFt1Ue4SpTAFfix) September 25, 2021
沖縄県で米軍基地からPFAS汚染水が放出
あまりにひどい。「MINAMATA」の映画を見ました。汚染水の海洋放出も大問題になっているが、海に流せばいいと言うのには同感できません。
PFAS汚染水、公共下水道へ放出 米軍「処理済み」強調 沖縄県・宜野湾市は反発 – 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト https://t.co/wuhg67iAVi
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) August 29, 2021
おわりに
社会問題を扱う映画は、反対の立場の人たちからは攻撃され、同じ立場の人たちからは、現実との差異、解釈の違いなどで批判され、なかなかに厳しいものがあると思います。政治的・社会的配慮から日本での映像化が難しいのもなんとなく想像できます。
でも ともすれば「昔の問題」と思いがちな問題が、実は現在進行形だということ、忘れているわけではないけれど、日々追いかける社会問題が多すぎて大きすぎて、、、それが現実です。ほんとはひとつひとつが大事なことで、軽く流してはいけないことなのに、と思っていましたが、
逆にひとつひとつの問題を丁寧に追っていくことが、「今起きている問題に対峙することになるのではないのか」と。私自身は「MINAMATA」に教えられたような気がします。
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