報道に関する本

報道と言えば、よく言われるのが、日本の「報道の自由度ランキング」ですが、2021年は66位。相変わらずG7では最下位。東アジアでは韓国・台湾が42位と43位で最高位になっています。

2021年3月は「メディア」をテーマに、本や感想を募集しました。紹介していただいた書籍や映像作品をまとめました。

共犯者たち

sabumasa

『共犯者たち』
イ・ミョンバク/パク・クネ政権によるメディア支配の実態を告発したドキュメンタリー。
日本映画ですらありませんが(笑)私達も映画の彼らのように、声を上げ、戦わねばならないと痛感させられます。これは必見。

映画『共犯者たち』『スパイネーション/自白』公式サイト
不屈のジャーナリスト チェ・スンホ監督 と &#260...

政治と報道

Nagisa

国会をみよう
ご飯論法などから始まり、国会中継を少し齧った
だけの自分でもとても楽しく読めた。枝野さんや
横川さん、小川淳也さんなど、しってる名も出て
きてその場その場の想像がしやすかった。実はこ
の本で京都でも国会パブリックビューイングを行
っていると知って驚いた。
憲法やツイートと絡ませて活動の奇跡や野党の議
員さん方の思い、大臣たちがいかに酷いことを行
っているのか辿ることができた。自分たちはやは
りこのしどろもどろな政府をどんな形であれ見な
ければならないと感じた。
読み終わった後、今だったらBluetoothとか
AirDropで配信できるのかな?とか非接触型のパ
ブリックビューイングは難しいな!?とか政府の
悲惨さやご飯論法のあれこれだけでなく、どのよ
うにこの状況を周囲に伝えるかをあれこれ考えて
しまった。

sabumasa

京都で国会パブリックビューイング、私も少し前から時々聞いてます😃
コロナ前はカフェとか貸しスペースとかでやってたらしいですが、今はツイキャス使ってるようで。
専門家の方達ではないですが、国会がある時は毎日やってて、ホントにすごいなぁ…と。

沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか

メディア支配

そして、メディアは日本を戦争に導いた

赤旗スクープはこうして生まれた

世界 松本創さんの言葉

噂の真相 トップ屋稼業

誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走

『誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走(松本創氏著)』

弁護士、政治評論家、タレント、元政治家。数々の肩書を持つ橋下徹氏を切り口にして現在のメディアの問題点を問う作品です。

以下 若干ネタバレの感想です

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だれはしからイメージするもの(若干ネタバレ) byふみか

『誰が「橋下徹」をつくったか 』を読んで橋本徹という人を表現する言葉を選ぶとしたら、「アピール」しかないと思います。正しくなくとも、内容が伴わなくてもアピールできる才能は凄い。時に人を騙し、人を貶め、詭弁で世の中を渡ろうとする。とはいえ、本書は橋下徹氏を揶揄するものではなく、むしろ そこに至るまでのメディアの責任を問うような内容になっています。

話はまずは府知事就任後の橋本氏の経歴の紹介から始まります。「ちちんぷいぷい」番組内の「今日の橋下さん」、平松氏との討論番組、メディアへの攻撃、メディア自らの自主抑制の雰囲気、元慰安婦だった方に関する一連のもめ事など。当時を知る人、特に大阪の人は、かなり懐かしく感じる場面も多いのではないでしょうか。

橋本徹氏は

・常に敵を作る
・攻撃的な言葉を使う
・切り取りやすいフレーズを使う
・わかりやすいキャッチコピーを繰り返す
・レッテルを貼る
・どう見られているかを常に意識する

というやり方を徹底的に使っていきます。

テレビ業界をよく知る橋下氏は、編集なしで8秒の間に言いたいことを収めるようにしていたそうです。メディアはそれを電波に乗せさえすればいい。それこそが世間の求めるものだし、つまり「数字」を稼ぐための方法でした。

そこには政権と世論の両方に忖度したメディアの姿があります。世間が喜ぶような よりわかりやすくセンセーショナルなものを報じる。シンプルに1つのことを皆で報じ多方向からは報じない。空気を読み権力者が問われたくないような質問はしない。

何かと横並びで行動しがちな日本人は出る杭を嫌い、むしろはみ出したところを攻撃していく方向に流れていきます。

橋下徹氏を取り巻くメディアの在り様は、今の政権を取り巻く様子に酷似しています。作者も「メディアが検証し、ジャーナリズムの精神を取り戻さなければ、橋下的なるものは何度でも生まれてくる」と警鐘を鳴らしています。

メディアももちろんですが自分の意思で情報を選び、本を読み、考え、議論しなければ取りかえしのつかない場所に行ってしまうかもしれない、いや、もう取り返せるのかどうかもわからない。今の日本で私達ができることは何なのか、ほんとに恐ろしく危ういところに私達は立っているのだと思い知らされる本です。

軌道

おわりに

国会中継後テレビニュースの違和感、すごくないですか。

「あの重要法案についての解説は?」
「さっき○○委員会で質疑していた内部告発のことは報道しないの?」
「政府が委託した納入業者がペーパーカンパニーだったって話は?」

いつから報道を信じられなくなったのか、いつから公共電波での政府批判がこれほど減ったのか。政府が何をしているのかわからない、政治の話を避ける人が多い。そんな閉そく感の中で私達は今、生きているのだと思います。

でも テレビがつまらないからとテレビを見ないと、さらに状況はひどくなる。せめていくつかはチェックする番組を決めて、小まめにコメントを入れたり、感謝の言葉を送ったり(褒めるの大事!)。そういう事の積み重ねが大事だと私は思っています。

只今6月のテーマは「政党関連」
・『枝野ビジョン』枝野幸男
・『小池晃対談集 政治に希望はある』
・『日本会議の研究』菅野完
の3冊の感想を募集中です
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