朝鮮半島を学ぶ

ソウル

日本の学校は近代史に力を入れていません。ヨーロッパやアメリカのことは学んでも、韓国や北朝鮮の、特に戦中戦後のことは ほとんど知らないまま大人になってしまった人も少なくないような気がします。または習ったことを忘れてしまっている人達や間違った知識を信じてしまっている人達。これはとても悲しいし、恥ずかしいことだと思います。

私自身も韓国のことがわからず、勉強をしたい、と以前から思っていました。

なので、まず「初心者の私のために、おすすめの書籍や映画を紹介してください」という形で皆様にツイートをしていただくことにしました。

韓国・北朝鮮の本

【お願い】

国会読書倶楽部の8月のテーマを
▶️「朝鮮半島を学ぶ」にしたいと思います

歴史、文化、民主主義への流れ、慰安婦問題や徴用工問題、知りたいことはたくさんなんですが

初心者の私に「まずはこの本」という

おすすめの一冊を紹介していただけないでしょうか

宜しくお願い致します

チェ・ギュソク『沸点 ソウル・オン・ザ・ストリート』
1987年、韓国の市民が軍事独裁政権を打倒した「1987年6月民主化抗争」をある学生とその家族から描く。(RAVEN_6さん) 

 

『勇者たちへの伝言 いつの日か来た道』(増山実:著)
阪急ブレーブスの話かと思って読み始めたら違った。北朝鮮の帰国事業について、登場人物の一人が書いた手紙で詳細に語られている。(桜かしわ猫さん)

 

『中・高校生のための朝鮮・韓国の歴史』
岡百合子、平凡社、¥1100+税
『ぼくは12歳』詩文集
岡真史、ちくま文庫、¥640+税(SakiAsukaさん)

 

朝鮮民話選『ネギをうえた人』金素雲 編
岩波少年文庫(089) 刊。¥680+税 253頁。1953年初版 2001年改版朝鮮の民話33編収録。虎や動物の話、不思議な話、日本でも聞く話も。小学校4・5年生以上向け。挿絵 金義煥(SakiAsukaさん)

 

『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』
もう読んでいらっしゃるかもしれませんが…読みやすくて、慰安婦問題や徴用工問題も取り上げられていました。この本、ほんといろんな人に読んでもらいたいのですが、そもそも日韓関係にモヤモヤを感じていない人もいるのが悲しい現実です…😢(spicaさん)

 

岩波新書「在日朝鮮人 歴史と現在」
日本側の問題が中心になりますが、よくまとまっていてリファレンスとして有用だと思います。読むと植民地時代から日本の在日外国人の施策の根本があんまり変わってないようなのが分かってえぐいです。(nankadoさん)

 
https://twitter.com/lolpallolpal/status/1554260720086560770?s=20&t=fNCrwyC0SeM_gsks0FZkHA
https://twitter.com/lolpallolpal/status/1554483110099976193?s=20&t=fNCrwyC0SeM_gsks0FZkHA

韓国・北朝鮮の映画

韓国映画とかも一本も観たことがないので
紹介していただけるとありがたいです!
映画「スィングキッズ」が好きです。
朝鮮戦争時の韓国側の北朝鮮捕虜収容所で、アメリカ軍の兵士からタップダンスを習う少年少女、おじさんの話です。軽快なタップダンスと非情な現実。「くたばれ。イデオロギー。」という感じです…。(そらまめさん)

 

『高地戦』
韓国映画、良いものが多いです。多分、あまり他の人があげないものとして、『高地戦』をお勧めします。(戦争映画なのでお気に召すかはわかりませんが)(石油王は面倒臭いさん)

 

「タクシー運転手」はなんなら今晩にでも観て欲しい傑作です
ほか、アカデミー賞作品「パラサイト」をはじめ、「1987」「マルモイ」「明日へ」「母なる証明」「ユンヒへ」とか題材的にも観て欲しい作品沢山あります!
ドキュメンタリーなら「共犯者たち」をぜひ
(sabumasaさん)

 

タクシー運転手/1987ある戦いの真実/KCIA南山の部長たち/はちどり/1982、キム・ジヨン/新感染ファイナルエクスプレス/パラサイト/シュリ/JSA …韓国・北朝鮮関係では「工作 黒金星と呼ばれた男」を推しますよ、怖いし熱いし深いのです。(らいだぁさん)

 

『弁護人』
『弁護人』という釜山を舞台にした実話に基づく映画があります。こちらもリストに加えてくださいね。主演は『タクシー運転手』と同じく、ソン・ガンホ。

ラストシーンでは鳥肌がたちます、絶対に。(石油王は面倒臭いさん)

 

「シークレット・サンシャイン」
宗教がテーマの傑作(Hさんさん)

 

「かぞくのくに」
劇場で号泣しました。幼い頃ですが…帰国事業で北朝鮮へ行くと言っていた方を知っているので、時々その方のことや、映画『かぞくのくに』を思い出します。(sarakura*noboruさん)

 

『スープとイデオロギー』
最近では『スープとイデオロギー』が勉強になりました。(ℂhieさん)

 

『82年生まれ、キム・ジヨン』と『ブラザーフッド』
原作が日本でもベストセラーになった『82年生まれ、キム・ジヨン』ともう一つは2004年の作品でレンタルや配信サービスがあるかわかりませんが『ブラザーフッド』これは朝鮮戦争時代の話です。最初の韓流ブームだった頃に公開されて、レイトショーで観に行きました。(Tomoko Hontaniさん)

 

『国家が破産する日』『タクシー運転手 約束は海を越えて』『1987 ある闘いの真実』
韓国映画を3作

『国家が破産する日』監督 チェ・グクヒ、脚本 オム・ソンミン、キム・ヘス ユ・アイン韓国通貨危機(1997)にあって、庶民は混乱し、国家はIMFへの身売りをする決定を…残された時間は7日間。未曾有の危機に直面した国の裏側を描く。2018制作

『タクシー運転手 約束は海を越えて』2018、『1987 ある闘いの真実』2017、〈光州事件〉国家権力対一般市民、韓国民主化闘争の全貌に迫る(SakiAsukaさん)

 

紹介していただいた映画を年表にしてみました

同時視聴感想

今回は特に社会派の韓国映画のご紹介が多く、「みんなで映画を観よう」の企画をメインにしました。選んだ映画は「1987ある闘いの真実」「タクシー運転手」「KCIA南山の部長たち」「弁護人」の4本です。

以下、観賞後の感想をピックアップします。

なお、各映画の視聴中の感想は、それぞれ「#国会読書倶楽部1987」「#国会読書倶楽部タクシー運転手」「#国会読書倶楽部南山」「#国会読書倶楽部弁護人」でツイッター内でご覧いただけます。

「1987ある闘いの真実」

https://twitter.com/inochi_hoiku/status/1555553992436256768?s=20&t=P1Az0AjEyq9DXzHnR3Vt3g

「タクシー運転手」

https://twitter.com/DH8IyEIBwMFTMvW/status/1557353433773985793?s=20&t=P1Az0AjEyq9DXzHnR3Vt3g
https://twitter.com/RidersDragoon/status/1557389868212588544?s=20&t=P1Az0AjEyq9DXzHnR3Vt3g

「KCIA南山の部長たち」


https://twitter.com/kokkaidokusyo/status/1560271807277436929?s=20&t=P1Az0AjEyq9DXzHnR3Vt3g

「弁護人」


https://twitter.com/RidersDragoon/status/1562809522577895425?s=20&t=_NcPGKpgsUV6v_tIUSKEmw

終わりに

今回、映画を観たり本を読んだりして、韓国のごく表面を知ることができました。35年間の植民地支配。その後の凄惨な朝鮮戦争、軍事政権、そして民主化への流れ。日本が朝鮮特需だバブルだと浮かれていたときに、韓国の人達がたどった歴史とその犠牲、そして自ら勝ち取ったものの大きさを知り、愕然としました。

慰安婦問題や徴用工問題、領土問題など、まだまだ詳しく知りたい事柄はいくつもありますので、いずれ個別にテーマにしようと思っています。

お気に入りの韓国の俳優さんが何人かできて、ちょっとテンションが上がってしまった今回の企画でした。韓国映画もこれからまだまだたくさん観たいです!

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